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安全に歯科治療を受けて頂くために |
- 高齢の方を始め、成人病年齢になると体にいろいろな病気が起こってきます。
- 病気の中には歯科治療行う際に注意をしないといけないものもありますので過去に病気やけがをしたかたは治療前にお申し出ください。
- 治療内容によっては鎮痛剤や抗生剤などの薬を処方する場合があります。
- 過去に薬や食品等によってアレルギーを起こした経験のあるかたはあらかじめお申し出ください。
- 歯科治療に使用する麻酔薬などでアレルギーやショックを起こすケースもあります。
- 治療時に疼痛性のショックを起こしたり、恐怖心でパニックを起こした経験のあるかたはあらかじめお申し出ください。
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歯科治療時に特に注意しなくてはいけない全身疾患 |
循環器系の疾患 |
- 高血圧症(本態性高血圧・二次性高血圧)
- 血圧が140/90mmHg以上あるかたは血圧のコントロールをしたうえで治療を行います。内科受診が必要な場合は受診をお勧めします。
- 虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞など)
- 過去に発作や治療の既往があるかたは歯科治療の際に主治医に病状を確認した上で治療を行います。
- 脳血管障害(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血など)
- 急性期は原則として治療は控え、病状が安定した慢性期に行います。
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肝臓の疾患 |
- ウィルス性肝炎(A型・B型・C型など)・アルコール性肝障害など
- 治療の前に既往があるか現在治療中かお申し出ください。院内感染予防のためです。
- 血液凝固因子が減少するため血が止まりにくくなります。また貧血や感染症が起こりやすくなるので、治療に制限がでることもあります。
- 肝臓の代謝や解毒作用が低下するので、薬品の副作用が強く出ることがあります。薬の服用が制限される場合があります。
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糖尿病(1型糖尿病・2型糖尿病) |
- 治療前に申し出て頂きたいこと
- 現在受けている治療の内容
- 普段の血糖値(空腹時血糖が130mg/dl以下)
- ヘモグロビンA1cの値(6%以下)
- 低血糖発作の有無
- 合併症の有無と服用している薬
- 血糖値がコントロールされていない場合は治療が制限されます。
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呼吸器疾患(気管支喘息・慢性気管支炎・COPDなど) |
- 気管支喘息
- 治療時に発作を誘発する危険があるので病状、発作、薬の内容をお知らせください。
- アスピリン喘息は投薬によっては生命に関わることもあります。
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出血性素因 |
甲状腺機能亢進症・低下症 |
アレルギー |
腎不全で透析を受けられているかた |
など上げればきりがないのですが、注意して行えば一般的な歯科治療は可能です。 |
障害者歯科 |
- 体や精神に障害があって通常の歯科治療が困難な患者さんについても治療を行っています。
- 希望の患者さんが多ければ将来的には全身麻酔下による治療を行う予定もあります。
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