• お口の中の病気の治療は修復であって健康な元の状態まで治るわけではありません。
  • どんな治療も自分本来の健康な歯や歯肉にはかないません。
  • 予防をして病気に罹らないようにすることが一番大事なことではないでしょうか。
病原性バイオフィルム
  • 簡単にいうと口の中の細菌が歯の周りに粘着性の膜を作り、そこにむし歯菌と歯周病菌が巣を作って住んでいるところです。たとえていえば台所の流しのぬめりみたいなものです。
  • むかしは歯垢(プラーク)と呼んでいましたが今はバイオフィルムという考えが一般的になっています。
  • このバイオフィルムがむし歯や歯周病の原因になっています。
 
マイクロコロニー → バイオフィルム形成 → バイオフィルム熟成 → バイオフィルム完成
PMTC(Profesional Mechanical Teeth Cleaning)・3DS
  • バイオフィルムは歯みがきや市販のうがい薬などでは除去できません。
  • 歯科医院で機械を使用して除去し(Professional Teeth Cleaning)、専用の薬品を用いた除菌療法3DS(Dental Drug Derivery System )が必要になります。
PMTCのステップはこちら→
3DS(Dental Drug Derivery System )のステップはこちら→
定期健診とメインテナンスの重要性
  • 人間は細菌やバクテリアと共存しています。それを完全に除去することはできません。
  • お口の中にも常在菌が住んでいて非病原性菌と病原性菌に分かれます。
  • 定期的なメインテナンスは病原性菌の数をできるだけ少なくすることが目的です。
  • 細菌の数は除菌後、健康なひとで約3ヶ月で元に戻るといわれています。
  • そのため3ヶ月ごとのリコールとメインテナンスが必要なのです。
  • 重度の歯周病で歯周ポケットがある患者さんは2週間〜1ヶ月ごとのクリーニングが必要です。
メインテナンスの効果

リコールを定期的に行い予防処置を繰り返して行うことで、プラークコントロールを良好な状態に保つことができ、治療で得られた成果を何年も維持できる。

歯周疾患
リコールを全く行わなかった場合は歯周ポケットが深くなり、リコールを行った場合は改善がみられた。
むし歯
リコールを行わなかった場合は6年間でむし歯が新しく14部位増加した。
セルフケアとプロフェッショナルケア
  • セルフケアは患者さんが日常生活のなかで行うブラッシングやうがいなどのケアのことです。
  • むし歯や歯周病の予防はセルフケアが決め手です。
  • プロフェッショナルケアはセルフケアではカバーできない予防を行うケアのことです。
  • バイオフィルムの除去がプロケアの決め手です。
  • セルフケアとプロケアを組み合わせて継続的に行っていくことでお口の健康が維持できます。
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