歯肉の着色
  • お肌が日焼けして黒くなるように歯肉も着色して黒ずんでくることがあります。
  • 原因はメラニン色素細胞によるものです。
  • 喫煙などの習慣が外的原因のほとんどです。
  • 病的意義はあまりありませんが悪性黒色腫との鑑別が必要なケースもあります。
  • 審美的に問題があるケースでは色素除去を行います。
歯肉のメラニン色素除去の方法
  • フェノールアルコールを使用する方法
  • レーザーを使用する方法
  • レーザーは治りが早く痛みもそれほどありませんが広範囲では除去に時間がかかり来院回数も多くなります。
  • フェノールアルコールを使用する方法は少ししみるような痛みを伴いますが広範囲の着色も一気に除去できチェアータイムも短いのが特徴です。
 フェノールアルコールを歯肉に塗布します  色素を含んだ上皮が一層剥離してきれいなピンクになります
 
 
治療のステップ
おくちの中の診査・カウンセリング
現在の歯肉の色をチェックします
現在の状態を写真撮影し、色調の状態をカルテに記録します
歯肉に局所麻酔をします
フェノールアルコールを使用するケースでは歯肉に塗布します
レーザーを使用するケースでは歯肉にレーザーを照射して色素を蒸散させます
1〜2週後に経過観察を行います
色素が残っているケースでは除去できるまで何回か繰り返して行います
定期的なフォローアップを行っていきます